遺伝子型の周辺にある非常に複雑なネットワークを,遺伝子間の相互作用として図示します.①~④はRNAレベルの作用,⑤⑥はサイトカインや成長因子,ホルモンなどの作用,⑦は環境の影響の感受性を変化させる作用などです.これらの因子が複雑にネットワークを形成します.DNAレベル,RNAレベル,蛋白レベルのように階層構造として把握することもできます.既に,RNA発現量を表現型として検討したり(eQTL解析など),複雑な蛋白質のレパートリーの量的バランスを表現型として解析することが試みられています(プロテオーム解析).
(S.I.)
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